そんなやり取りをしていると、近づいてくる靴音がして、
「本田さん。ここにいたんだねー」
背後から声がかかる。
「うん?」
振り返ると、そこには戸田さんがいた。
「どうしたの?ひょっとして、わたしのこと捜してた?」
「そうなの。ちょっとだけ、本田さんに相談があって」
わたしが尋ねると、戸田さんは少し沈んだ顔つきでそう言った。
「相談?いいよ?」
『……』
戸田さんは、周りの面々を見渡すと、
「少し、来てもらってもいいかな?二人きりで話したいの」
そう言う。
他の人には聞かれたくないことなのかな。
「分かった。いいよ」
と返事すると、
「穂波君、火恩寺君、まほりをお願いしてもいいかな?」
二人の声をかけた。
「分かった。部活に間に合うように起こせばいいんだよね」
「了解しました姐御、しかしお気をつけて」
「ありがとう」
『ミサキ。俺も一緒に行く』
「え?」
テーブルの上から飛び降りると、幸太郎はわたしの足もとにやって来る。
「戸田さん、犬が付いて来たいみたいなんだけど……」
「ワンちゃんなら、いいよ。それじゃ行こう?」
戸田さんは幸太郎を一瞥すると、わたしを促すようにして歩き始めた。
「本田さん。ここにいたんだねー」
背後から声がかかる。
「うん?」
振り返ると、そこには戸田さんがいた。
「どうしたの?ひょっとして、わたしのこと捜してた?」
「そうなの。ちょっとだけ、本田さんに相談があって」
わたしが尋ねると、戸田さんは少し沈んだ顔つきでそう言った。
「相談?いいよ?」
『……』
戸田さんは、周りの面々を見渡すと、
「少し、来てもらってもいいかな?二人きりで話したいの」
そう言う。
他の人には聞かれたくないことなのかな。
「分かった。いいよ」
と返事すると、
「穂波君、火恩寺君、まほりをお願いしてもいいかな?」
二人の声をかけた。
「分かった。部活に間に合うように起こせばいいんだよね」
「了解しました姐御、しかしお気をつけて」
「ありがとう」
『ミサキ。俺も一緒に行く』
「え?」
テーブルの上から飛び降りると、幸太郎はわたしの足もとにやって来る。
「戸田さん、犬が付いて来たいみたいなんだけど……」
「ワンちゃんなら、いいよ。それじゃ行こう?」
戸田さんは幸太郎を一瞥すると、わたしを促すようにして歩き始めた。