*蒼side* 聴診器を離し、脇に挟んだままの体温計を取った。 起きるのもしんどいと横たわったままの理由がよくわかったよ。 「ごめん、病院」 フルフルと首を横に動かしたが、覚悟を決めているようにも思えた。 このまま寝ていても良くなる見込みはないのだと、自分が一番良くわかっているのだろう。 「いま…?」 「今」 「私は大丈夫…」 「…いや、無理だよ」 「…」 「準備してくる」 諦めがついたように肩を落とすと、胸元のボタンを留めた。 「高島先生いるの…?」 「いるよ、大丈夫」