季蛍の様子からしばらく長引きそうであることを察し、切らしていた冷却シートや飲み物を多めに購入した。
ご希望のゼリーも無事購入…
売ってて良かったよ。
「季蛍」
「…ん」
「熱測らせて」
「朝よりは良くなった…」
「どうかな」
ゆっくりと上半身を起こした季蛍がパジャマのボタンを上から外す。
「あれ、蕁麻疹出てない?」
「…どこ?」
「ここ」
「ほんとだ…」
「無意識のうちに掻いてた?結構赤くなってる」
「汗かなって思ってた」
「うーん、すぐ引けばいいけど」
挟んだ体温計が鳴り、自分で表示を確認した季蛍が気まずそうに隠そうとした。
「証拠隠滅しないでよ」
「…」
「あらら」
表示は39.0℃…
想像を遥かに超えてきた。
「ちょっとバッグ持ってくる」
「いい…大丈夫…」
「大丈夫なわけない」
「…」


