派手好きで高慢な悪役令嬢に転生しましたが、バッドエンドは嫌なので地味に謙虚に生きていきたい。

 どうやら、メルティナは彼女達を一人で退けたようである。確か、結構な人数がいたと思うのだが、それだけいても彼女の気迫に勝てなかったということだろうか。
 ただ、私としては納得できることだ。ゲーム終盤の彼女は、アルフィアの取り巻きに対して堂々と言い返すようになっていた。そのため、今回の彼女の対応は考えてみれば、当然のことだったのである。

「それで、私は彼女達を問い詰めていたのですが、いくら聞いても彼女達は黒幕の存在など知らないというだけでした。首謀者はレフェイラ様。それが彼女達の主張です。恐らく、それは本心から言っている。彼女達の様子に、私はそう思いました」
「まあ、そんな風になっている時に、嘘をつくとも考えにくいわね」
「ええ、それで、私はそれならそのレフェイラ様に話を聞こうと思ったのです。しかし、彼女達もレフェイラ様の居場所は知らないと言われて……なんでも、用事があったそうですが、どうやらその用事というのは、私が思っていた以上に大変なことだったようですね」
「ええ、実はそうなのよ」