派手好きで高慢な悪役令嬢に転生しましたが、バッドエンドは嫌なので地味に謙虚に生きていきたい。

 ファルーシャの言葉に、私は考える。確かに、それは少し気になることだったからだ。
 あのゲームとこの世界は、まったく同じ道を歩んでいる。ということは、あのゲームにもシャザームはいたのかもしれない。
 だが、ゲームにてそんな描写はなかった。裏設定で、そういうものがあるのかもしれないが、そこまでは私にはわからないことである。

「ごめん、それはわからないや。私もそのゲームのことを全部知っているという訳ではないんだ」
「あ、いえ、謝らないでください。別に、シズカさんが悪いということではありませんから」

 私は少し後悔していた。どうして、私はあのゲームを全部やっていなかったのだろうかと。
 そうすれば、何か大事なことがわかったかもしれない。そう思うと、自分の行動が色々と嫌になる。
 あちらの世界に戻った時、私はゲームをしなかった。皆のことを思い出してしまうと、そうすることを避けてしまったのだ。
 だが、もう一度こちらの世界に来ることを考えれば、プレイしておくべきだっただろう。

「まあ、別にいいじゃない。そのゲームとこの世界がどこまで繋がっているかなんて、わからないんだから」
「そうですよね」

 アルフィアの言葉に、ファルーシャはゆっくりと頷いた。
 しかし、私は気になっていた。あのゲームとこの世界の繋がりとは、一体なんなのだろうか。
 それは、ずっとわからないことである。何か不思議な力でも、働いたとでもいうのだろうか。