私とドルキンス、そしてキャロムの三人は、ディゾール様から魔法を教えてもらうことになった。
という訳で、とある日の放課後、私達は空き教室に集まった。ここは、メルティナやキャロムやディゾール様が魔法の開発に使っていた教室である。
「……さて、魔法の基礎知識については、この学園の授業でわかっているはずだ。故に省きたい所だが……ドルキンス、お前は魔力というものがどういうものなのか、正しく認識しているか?」
「……すまない、兄上」
ディゾール様の質問に、ドルキンスは正座をして頭を下げた。それは、まったくわからないということを表しているのだろう。
それに対して、ディゾール様は呆れたようにため息を吐く。ドルキンスも、それには少し気まずそうにしている。
「……俺が勧めた参考書にも、それは書いてあるはずだが、お前はまだ読んでいなかったか?」
「あ、ああ、シズカ嬢に先に読んでもらうことにしたからな」
「……ならば、教科書を読んでおけ。基礎知識を学ぶということにおいては、それでも問題はないだろう」
「あ、確かにそうだな。盲点だったぜ」
ドルキンスの言葉に、ディゾール様は頭を抱えていた。その顔は、少し疲れているように見える。
確かに、ドルキンスのこの態度は、場合によっては疲れるかもしれない。いつもは頼もしいとさえ思える能天気さだが、こういう時にそれはプラスには働ないだろう。
という訳で、とある日の放課後、私達は空き教室に集まった。ここは、メルティナやキャロムやディゾール様が魔法の開発に使っていた教室である。
「……さて、魔法の基礎知識については、この学園の授業でわかっているはずだ。故に省きたい所だが……ドルキンス、お前は魔力というものがどういうものなのか、正しく認識しているか?」
「……すまない、兄上」
ディゾール様の質問に、ドルキンスは正座をして頭を下げた。それは、まったくわからないということを表しているのだろう。
それに対して、ディゾール様は呆れたようにため息を吐く。ドルキンスも、それには少し気まずそうにしている。
「……俺が勧めた参考書にも、それは書いてあるはずだが、お前はまだ読んでいなかったか?」
「あ、ああ、シズカ嬢に先に読んでもらうことにしたからな」
「……ならば、教科書を読んでおけ。基礎知識を学ぶということにおいては、それでも問題はないだろう」
「あ、確かにそうだな。盲点だったぜ」
ドルキンスの言葉に、ディゾール様は頭を抱えていた。その顔は、少し疲れているように見える。
確かに、ドルキンスのこの態度は、場合によっては疲れるかもしれない。いつもは頼もしいとさえ思える能天気さだが、こういう時にそれはプラスには働ないだろう。



