私は、体育館で暗黒の魔女シャザームと対峙した時のことを思い出した。
確かに、あの時キャロムは暗黒の魔女の分割された魂が入ったレフェイラに敗北していた。それは、紛れもない事実である。
人より優れていると自覚していても、あの敗北で彼も私と同じことを思ったようだ。それだけ、あれは彼にとって苦い経験だったのだろう。
「生徒会長は、僕よりも実力が上だ。そんな彼の元で学べば、僕も何か掴めるかもしれない……駄目かな?」
「別に、駄目なんてことはないよ。少し驚いただけ」
「そういうことさ。俺達から見れば、キャロム君は充分上だからな」
私もドルキンスも、キャロムがともに学ぶことに異論がある訳ではない。それは、むしろ歓迎したいくらいだ。
「よし、そういうことなら、ディゾール様にその旨を伝えないとね」
「兄上に……そうか、そういうことになるのか」
「ドルキンス、緊張しているのかい?」
「あ、ああ……別にやましいことは何もないんだが、兄上と話すとなると俺はどうも緊張してしまうんだ……」
「でも、これからその人に師事するんだよ?」
「た、確かにそうか……」
ドルキンスは、ディゾール様と話すことを恐れている。それは、前々からわかっていたことだ。
だが、それはこれから克服していかなければならないだろう。魔法の訓練をきちんとするためにも。
確かに、あの時キャロムは暗黒の魔女の分割された魂が入ったレフェイラに敗北していた。それは、紛れもない事実である。
人より優れていると自覚していても、あの敗北で彼も私と同じことを思ったようだ。それだけ、あれは彼にとって苦い経験だったのだろう。
「生徒会長は、僕よりも実力が上だ。そんな彼の元で学べば、僕も何か掴めるかもしれない……駄目かな?」
「別に、駄目なんてことはないよ。少し驚いただけ」
「そういうことさ。俺達から見れば、キャロム君は充分上だからな」
私もドルキンスも、キャロムがともに学ぶことに異論がある訳ではない。それは、むしろ歓迎したいくらいだ。
「よし、そういうことなら、ディゾール様にその旨を伝えないとね」
「兄上に……そうか、そういうことになるのか」
「ドルキンス、緊張しているのかい?」
「あ、ああ……別にやましいことは何もないんだが、兄上と話すとなると俺はどうも緊張してしまうんだ……」
「でも、これからその人に師事するんだよ?」
「た、確かにそうか……」
ドルキンスは、ディゾール様と話すことを恐れている。それは、前々からわかっていたことだ。
だが、それはこれから克服していかなければならないだろう。魔法の訓練をきちんとするためにも。



