「……何か、方法はないのでしょうか?」
「む?」
「今のアルフィア様の魂を別のものに移すとか、そういう可能性があるのではないですか?」
そこで、メルティナが声をあげた。彼女の声は、震えている。今までの彼女に比べると、それはなんだか珍しいことに思えた。
時が巻き戻る前の記憶がある彼女は、いつも堂々としていた。それが、ここまで弱々しくなるのは、その主張が間違っていると自分でもわかっているからなのだろう。
「はっきりと言っておこう。今のアルフィアがこの世界に留まることは、自然の摂理に反することだと」
「それは……」
「肉体を失った魂をいつまでもこの世界に留めておくべきではない。悪事を働くかどうかは関係なく、シャザームのような存在は許されないのだ」
ディゾール様の言葉に、メルティナは何も言い返せなかった。それは、彼の主張を彼女も理解しているからだろう。
当たり前のことだ。私は、この世界に留まっていてはいけない。あの時終わった私の生は、こちらの世界で他人の体を借りて続けていいことではないのだ。
「アルフィアさん、あなたはどう考えているのですか?」
「え?」
「僕達は、まだあなた自身の気持ちを聞いていません。それを聞きたいのです。お願いできますか?」
そこで、バルクド様が私にそんな質問をしてきた。
確かに、まだ私の気持ちは話していない。この場で知っているのは、メルティナだけである。
その気持ちは、話しておくべきだろう。それによって、皆の気持ちも少しは落ち着いてくれるかもしれないのだから。
「む?」
「今のアルフィア様の魂を別のものに移すとか、そういう可能性があるのではないですか?」
そこで、メルティナが声をあげた。彼女の声は、震えている。今までの彼女に比べると、それはなんだか珍しいことに思えた。
時が巻き戻る前の記憶がある彼女は、いつも堂々としていた。それが、ここまで弱々しくなるのは、その主張が間違っていると自分でもわかっているからなのだろう。
「はっきりと言っておこう。今のアルフィアがこの世界に留まることは、自然の摂理に反することだと」
「それは……」
「肉体を失った魂をいつまでもこの世界に留めておくべきではない。悪事を働くかどうかは関係なく、シャザームのような存在は許されないのだ」
ディゾール様の言葉に、メルティナは何も言い返せなかった。それは、彼の主張を彼女も理解しているからだろう。
当たり前のことだ。私は、この世界に留まっていてはいけない。あの時終わった私の生は、こちらの世界で他人の体を借りて続けていいことではないのだ。
「アルフィアさん、あなたはどう考えているのですか?」
「え?」
「僕達は、まだあなた自身の気持ちを聞いていません。それを聞きたいのです。お願いできますか?」
そこで、バルクド様が私にそんな質問をしてきた。
確かに、まだ私の気持ちは話していない。この場で知っているのは、メルティナだけである。
その気持ちは、話しておくべきだろう。それによって、皆の気持ちも少しは落ち着いてくれるかもしれないのだから。



