派手好きで高慢な悪役令嬢に転生しましたが、バッドエンドは嫌なので地味に謙虚に生きていきたい。

 私達は、生徒会室に呼び出されていた。
 私達の他に呼び出されていたのは、リオーブ、ファルーシャ、バルクド様の三人である。事件のことを知っている者達を集めたということなのだろう。

「ディゾール様、それで話とは一体?」
「単刀直入に言おう。魂結合魔法を修得した」
「……そうですか」

 私の質問に、ディゾール様はすぐに答えてくれた。それは、私が予想していた通りの答えである。

「……魂の魔法に関しては、俺よりもそこの二人の方が詳しかったはずだ。だが、俺の方が早く修得できた。それがどういうことかは、大方予想がついている」
「そ、それは……」
「お前達は、アルフィア……いや、アルフィアの体に今入っている魂がどうなるかを考え、魂結合魔法の修得ができなかったのだろう。心情としてはわからない訳ではない。だが、それは愚かなことだ」

 ディゾール様は、メルティナとキャロムの二人を堂々と切り捨てた。どうやら、彼も私のことは理解していたようである。

「兄上、どういうことだ? 俺には言っている意味がわからない」
「……アルフィアの魂を元に戻すということは、アルフィアの体にアルフィアの魂が帰ってくるということだ。その時、何が起こるかを理解できない程、お前も愚かではあるまい」
「……まさか」

 ディゾール様の説明で、ドルキンスは気づいたようだ。
 ただ、彼以外の者達はそれ程驚いていないように見える。恐らく、なんとなく理解はしていたのだろう。