もっとも、それで彼女の罪が許される訳ではない。その罪は、償う必要があるものだろう。
「ファルーシャ様、少しいいでしょうか?」
「メルティナさん? どうかされましたか?」
「アルフィア様は私を虐げてきました。ただ、彼女が裁かれることになった事件に関して、私は疑問を持っています。彼女一人で、あれだけのことができたのかと……」
「お察しの通り、あの事件にはシャザームが関わっています。らちが明かないと思った彼女は、アルフィア様に自身の魔力を授けて、操ったのです」
「やはり、そういうことでしたか……」
メルティナは、ファルーシャの言葉に納得していた。
アルフィアが最後に起こした事件、それは魔法でメルティナを陥れようとしたという事件である。
それは考えてみれば、おかしいことだった。彼女の魔力を考えると、起こせる事件ではなかったのだ。
その真実は、シャザームの関与である。レフェイラの時もそうだが、彼女が裏で動いていたのだ。
「ファルーシャ様、少しいいでしょうか?」
「メルティナさん? どうかされましたか?」
「アルフィア様は私を虐げてきました。ただ、彼女が裁かれることになった事件に関して、私は疑問を持っています。彼女一人で、あれだけのことができたのかと……」
「お察しの通り、あの事件にはシャザームが関わっています。らちが明かないと思った彼女は、アルフィア様に自身の魔力を授けて、操ったのです」
「やはり、そういうことでしたか……」
メルティナは、ファルーシャの言葉に納得していた。
アルフィアが最後に起こした事件、それは魔法でメルティナを陥れようとしたという事件である。
それは考えてみれば、おかしいことだった。彼女の魔力を考えると、起こせる事件ではなかったのだ。
その真実は、シャザームの関与である。レフェイラの時もそうだが、彼女が裏で動いていたのだ。



