魂の行方を聞いて、私達は少し安心した。もうこの世に存在しないという可能性もあったので、まだこの世にあるというのは安心できる材料だったのだ。
ただ、気になる点もある。研究室に魂があると言った時のファルーシャの顔が、あまり明るいものではなかったのだ。
「姉貴の魂は、どこにあるんだ?」
「……リオーブ様の中です」
「……何?」
ファルーシャの言葉に、リオーブは驚いていた。それは、私達もそうだ。まさか、そんな所にリリシアの魂があるなんて、思ってもなかったことである。
「私は、リオーブ様の中にリリシア様の魂を押し込みました。その魂は、恐らくまだ残っているのではないでしょうか?」
「少し、待ってください」
メルティナは、リオーブに手をかざした。彼の中にある魂を確かめているのだろう。
すぐに、彼女は目を丸くする。リオーブの中に、魂が二つあるとわかったからだろう。
「確かに、リオーブ様の中には魂が二つあるみたいですね……」
「ええ、正直言って、彼女がその隠し場所に気づかないのは意外でした」
ただ、気になる点もある。研究室に魂があると言った時のファルーシャの顔が、あまり明るいものではなかったのだ。
「姉貴の魂は、どこにあるんだ?」
「……リオーブ様の中です」
「……何?」
ファルーシャの言葉に、リオーブは驚いていた。それは、私達もそうだ。まさか、そんな所にリリシアの魂があるなんて、思ってもなかったことである。
「私は、リオーブ様の中にリリシア様の魂を押し込みました。その魂は、恐らくまだ残っているのではないでしょうか?」
「少し、待ってください」
メルティナは、リオーブに手をかざした。彼の中にある魂を確かめているのだろう。
すぐに、彼女は目を丸くする。リオーブの中に、魂が二つあるとわかったからだろう。
「確かに、リオーブ様の中には魂が二つあるみたいですね……」
「ええ、正直言って、彼女がその隠し場所に気づかないのは意外でした」



