派手好きで高慢な悪役令嬢に転生しましたが、バッドエンドは嫌なので地味に謙虚に生きていきたい。

 私達は、保健室に来ていた。一段落ついた後、
 私とメルティナは、皆に自分の事情を話した。この世界が一度巻き戻っていること、私が別の世界からアルフィアの体に入った魂であること、包み隠さずに全部を。

「ということは、アルフィアさんはアルフィアさんじゃないということなの?」
「ええ、そういうことになるわ」

 当然のことながら、皆驚いていた。あのディゾール様でさえ、目を丸くしているくらいだ。

「まあ、でも、俺達が知っているアルフィア嬢はアルフィア嬢なんだろう? 別の世界から来たからと言って、それが変わる訳ではないはずだ」
「ドルキンス……確かに、それはそうなんだけど……でも、それは……」

 キャロムは、私が別の世界から来たということに対してかなり動揺していた。確かに驚くべきことではあると思うが、どうしてここまで動揺しているのだろうか。それは、よくわからない。
 いや、もしかしたら、これが普通の反応なのだろうか。メルティナやリオーブ、ドルキンスなどが動じなさ過ぎるのかもしれない。