派手好きで高慢な悪役令嬢に転生しましたが、バッドエンドは嫌なので地味に謙虚に生きていきたい。

「……わかりました。ここにいる皆さんに、話があります。それは、この世界の成り立ち……それに、私達に関することです」
「ほう?」
「……なんとなく、今までの話から、何かあるとは思っていたよ」

 メルティナは、キャロムとディゾール様に話しかけた。恐らく、二人にも私達やこの世界の事情を話そうというのだろう。
 確かに、その方がいい気がする。ここまで来て、隠しておくのも変な話だ。きっと信じてもらえるだろうし、話してもいいだろう。
 そこで、私はディゾール様がレフェイラを支えていることに気づいた。どうやら、彼女の魂は未だ戻って来ていなかったようである。

「何か重要な話があるのだな?」
「はい……」
「ならば、もう一人呼んでおく必要があるな……ドルキンス!」

 ディゾール様の言葉で、物陰からドルキンスが現れた。まさか、彼までいるとは驚きである。ディゾール様について来たということなのだろうか。