「……情けない話だが、俺の出番はなかったか」
「リオーブ様……」
キャロムの他に、私達はリオーブも呼んでいた。事情も知っており、色々と被害を受けている彼には、この場に立ち会ってもらうべきだと思ったからだ。
彼の魔力は、私とそれ程変わらない。二人合わせた所で、キャロムが敵わなかった相手には敵わなかっただろう。
だからこそ、ディゾール様が来てくれたことはとてもありがたかった。これで、形勢は私達の優勢だ。
「あり得ない……この私が、こんなガキ共に……」
「……ファルーシャの体で、好きかって言いやがって……ファルーシャの人生も姉貴の人生も、あんたのせいで無茶苦茶だ!」
「……偉大なるこの私の糧になれたのよ。むしろ、光栄に思うべきじゃない」
「……ふざけやがって」
リオーブは、シャザームに対して激昂していた。彼の姉も婚約者も、暗黒の魔女によって人生を歪められた。そのため、この場にいる誰よりも、彼の怒りは大きいだろう。
「……随分と余裕そうですね?」
「あっはっはっ! わからないの? あなた達は私を捕えたつもりかもしれないけど、私を完璧に捕えることはできない! 私は、魂なのだから!」
「……そうでしょうか? それなら、今すぐにその体から抜け出してみればいいではありませんか?」
「……何?」
メルティナの言葉で、シャザームの表情は変わった。余裕そうだった表情が、明らかに焦ったような表情に変化したのである。
「リオーブ様……」
キャロムの他に、私達はリオーブも呼んでいた。事情も知っており、色々と被害を受けている彼には、この場に立ち会ってもらうべきだと思ったからだ。
彼の魔力は、私とそれ程変わらない。二人合わせた所で、キャロムが敵わなかった相手には敵わなかっただろう。
だからこそ、ディゾール様が来てくれたことはとてもありがたかった。これで、形勢は私達の優勢だ。
「あり得ない……この私が、こんなガキ共に……」
「……ファルーシャの体で、好きかって言いやがって……ファルーシャの人生も姉貴の人生も、あんたのせいで無茶苦茶だ!」
「……偉大なるこの私の糧になれたのよ。むしろ、光栄に思うべきじゃない」
「……ふざけやがって」
リオーブは、シャザームに対して激昂していた。彼の姉も婚約者も、暗黒の魔女によって人生を歪められた。そのため、この場にいる誰よりも、彼の怒りは大きいだろう。
「……随分と余裕そうですね?」
「あっはっはっ! わからないの? あなた達は私を捕えたつもりかもしれないけど、私を完璧に捕えることはできない! 私は、魂なのだから!」
「……そうでしょうか? それなら、今すぐにその体から抜け出してみればいいではありませんか?」
「……何?」
メルティナの言葉で、シャザームの表情は変わった。余裕そうだった表情が、明らかに焦ったような表情に変化したのである。



