「リオーブ様のことは、仕方ありませんね……もう、気にしないことにします」
「あなたも、大変ですね……まったく、あいつは本当に……」
「いいのです、バルクド様。別に、彼は悪いことをしている訳ではありません。入学式に間に合えばいいのですから、私が心配をし過ぎているというだけです」
「しかし……」
バルクド様は、リオーブに対して少し怒っていた。親友であるからこそ、婚約者を心配させる彼が許せないのだろう。
だが、リオーブ様が悪いことをしている訳ではないという意見も、理解できる。別に、まだ入学式は始まっていない。それに遅刻するなら問題だが、この時間にきていなくても、それは咎められるようなことではない。
もっとも、それは理論上の話だ。現実としては、集合時間の少し前に来ていなければ、心証は悪くなるだろう。
「バルクド様、本当に大丈夫ですから」
「……あなたが許しているというなら、これ以上僕があれこれ言うのもよくありませんね。わかりました。僕も、気にしないことにします」
ファルーシャの説得により、バルクド様は落ち着いてくれた。
多くの場合、彼はリオーブの行いに怒っている。リオーブのルーズな一面は、彼にとってはあまり快くないことであるようだ。
それなのに、二人はとても仲が良い。考えてみれば、それはとても不思議なことであるように思える。
「あなたも、大変ですね……まったく、あいつは本当に……」
「いいのです、バルクド様。別に、彼は悪いことをしている訳ではありません。入学式に間に合えばいいのですから、私が心配をし過ぎているというだけです」
「しかし……」
バルクド様は、リオーブに対して少し怒っていた。親友であるからこそ、婚約者を心配させる彼が許せないのだろう。
だが、リオーブ様が悪いことをしている訳ではないという意見も、理解できる。別に、まだ入学式は始まっていない。それに遅刻するなら問題だが、この時間にきていなくても、それは咎められるようなことではない。
もっとも、それは理論上の話だ。現実としては、集合時間の少し前に来ていなければ、心証は悪くなるだろう。
「バルクド様、本当に大丈夫ですから」
「……あなたが許しているというなら、これ以上僕があれこれ言うのもよくありませんね。わかりました。僕も、気にしないことにします」
ファルーシャの説得により、バルクド様は落ち着いてくれた。
多くの場合、彼はリオーブの行いに怒っている。リオーブのルーズな一面は、彼にとってはあまり快くないことであるようだ。
それなのに、二人はとても仲が良い。考えてみれば、それはとても不思議なことであるように思える。



