「リオーブ様、一体何を考えているのですか?」
「メルティナ、時が巻き戻る前、俺の婚約者は誰だった?」
「え? それは……まさか」
「どうやら、変わっていないようだな。それなら、益々俺は疑念を深めなければならない。俺達は、あの授業の時、レフェイラと同じ四人組だった。それが偶然だとは思えない」
リオーブは、悲しそうにそう呟いた。二人の会話で、私も彼が誰を黒幕だと考えたのか理解する。
「まさか、ファルーシャ様が?」
「……彼女なら、婚約者だったファルーシャなら、姉貴にも近づけたはずだ」
「そんな……」
リオーブの考えた結論は、納得したくないものだった。あのファルーシャが黒幕、そんなことがあるのだろうか。
彼女は、優しい女性だったはずだ。そんな彼女に裏の一面があるというのだろうか。
だが、リオーブの言っていることが理解できない訳ではない。リリシアにもレフェイラにも関われる人物。それに、ファルーシャは該当しているのだ。
「……アルフィア様、覚えていますか? レフェイラ様を発見した時のことを……いえ、正確には、発見する直前のことを」
「発見する直前……あ」
「メルティナ、時が巻き戻る前、俺の婚約者は誰だった?」
「え? それは……まさか」
「どうやら、変わっていないようだな。それなら、益々俺は疑念を深めなければならない。俺達は、あの授業の時、レフェイラと同じ四人組だった。それが偶然だとは思えない」
リオーブは、悲しそうにそう呟いた。二人の会話で、私も彼が誰を黒幕だと考えたのか理解する。
「まさか、ファルーシャ様が?」
「……彼女なら、婚約者だったファルーシャなら、姉貴にも近づけたはずだ」
「そんな……」
リオーブの考えた結論は、納得したくないものだった。あのファルーシャが黒幕、そんなことがあるのだろうか。
彼女は、優しい女性だったはずだ。そんな彼女に裏の一面があるというのだろうか。
だが、リオーブの言っていることが理解できない訳ではない。リリシアにもレフェイラにも関われる人物。それに、ファルーシャは該当しているのだ。
「……アルフィア様、覚えていますか? レフェイラ様を発見した時のことを……いえ、正確には、発見する直前のことを」
「発見する直前……あ」



