派手好きで高慢な悪役令嬢に転生しましたが、バッドエンドは嫌なので地味に謙虚に生きていきたい。

「あの女の子は、まるで魂が抜けたようだった……あの体は、魂を求めて、私を引き寄せた。ということは、アルフィアの魂はなかった……誰かが、アルフィアに魂奪取魔法をかけたから? でも、一体いつ?」

 アルフィアは魂が抜けた状態だった。しかし、彼女が、つまりは私がそういう風になったという話は聞いていない。
 いくらあまりいい扱いをされていなかったとはいえ、そんなことがあったら、流石に耳にするだろう。
 それなら、一体いつ誰にアルフィアの魂は抜かれたのだろうか。私は、そのことに頭を悩ませる。

「まあ……明日、二人と話してみるしかないわね……」

 私は、ベッドに再び寝転がった。結論に辿り着くためには、私一人では駄目だ。メルティナや他の皆の力を借りなければならない。
 そのために、今は眠りにつくのだ。真実を知るためにも、今は休息することが大事だろう。