派手好きで高慢な悪役令嬢に転生しましたが、バッドエンドは嫌なので地味に謙虚に生きていきたい。

「私も信じられないのだけれど、状況的に考えて、彼女が犯人であるということらしいわ。キャロムはこの学校の結界について詳しいみたいだけど、魔力の検知についても知っているのかしら?」
「魔力の検知? それは知らないことかもしれない」
「この学校の結界は、魔力を使った時にその魔力を保存するそうなの。どんな魔法を使ったかまではわかないそうだけど、どんな魔力だったかは記録されるらしいわ。魔力というものは、個人によって異なることは知っているわね? その魔力が、学校側で記録されていることも」
「ああ……まさか」
「ええ、多分、あなたが思っている通りよ。記録された魔力とレフェイラの魔力が一致したの。この学校内で魔法を使ったのは、彼女とあなただけ。他の魔力は検知されていないそうよ」
「なっ……」

 私の説明を受けても、キャロムは信じられないというような顔をしていた。
 その気持ちはよくわかる。この事件に関わった私達からすれば、この結論はとても納得できないものだ。

「レフェイラは、メルティナを陥れるために、私を迷宮魔法で捕えた。それがばれたため、諦めて自らに魂奪取魔法をかけた。それが、教員達の結論よ」
「そんなはずはない……レフェイラという令嬢が一人でそんなことをできるのなら、彼女は天才と呼ばれているはずだ。彼女がもし力を持っているというなら、それを隠す理由もないだろうし、色々と変だ」
「……そうね。変だと思うわ」
「……一体、どういうことなんだ。なんだか、訳がわからない」