「はい
何よりも………香音のことが大切なんです
香音だけは何があっても守ります」
「…………香音さんも幸せですね
こんな素敵な彼氏さんがいて」
「いえ、全然そんなことないですよ
俺……全然香音のこと助けてあげられてませんから
むしろ助けられてばかりですから………」
「………香音さんのこと、支えてあげてください
僕達には出来ないことですから…………」
「香音………悪いところあるんですか…?」
「………1番悪いところは………心……なのかもしれませんね
僕達がちょっと踏み込もうとしたら………この有り様ですよ
結局、下山さんがいなかったら全然落ち着かなかったんだろうなと……………」
「そう……だったんですね…………」
「………左手首の傷……知ってますか?」
「はい………」
「どうして……やってしまうんですかね………
僕はまだ知らないことになってるので聞くに聞けないところなので…………
香音さんの心………支えられるのは下山さんしかいませんね」
「僕もあまり分からなくて………家族の方でも色々あったとか………」


