「それと、傷の方は?」
「…………………………」
「……………僕に少しでもいいから話せませんか…?」
「……………………」
「……下山さんには?」
「……………」
何も言わない代わりに首を横に振った
「……誰にも話さないんですか?」
「………………」
「……………行きたい場所があります
着いて来てもらえますか?」
「…………はい」
とりあえず山中先生について行くことにした
病院の端の方まで行き、一つの診察室の前で足を止めた
「……ここは…?」
「…………行きますよ」
コンコン
「はい」
「山中です」
「あ、どうぞ!
入ってください」
「失礼します」
そして山中先生は中へ入って行った
「………君も来てください
……………頑張るって言いましたもんね?」
中になかなか入らない私を無理矢理部屋に入れた
「山中先生……ここは…?」
「……とりあえず座ってください」
そう言われ仕方なく座った
目の前には白衣を着た男の人………
「こんにちは
君が香音さんだね」
「……………………………」
「山中先生と同期の後藤です
よろしくね」


