私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「…………………」

「こう見えても私、山中先生のこと信頼してます
 自分で選んでいいなら…………ずっと山中先生がいいです」

「………そうですか
 君にそう言ってもらえるのは嬉しいです」

「………何でこの質問したんですか?」

「…………たくさん聞きたいことはありますが………まずは自分に自信をつけようと思いました」

「自信をつける?」

「はい
 君……なかなか僕に心開いてくれないし、良く嫌いって言われるし………
 冗談なのか本気なのかも良く分からなかったので………
 君の本当の気持ちを知れれば僕自身も自信を持って行動に移せます」

「……………そうですか」

「…………その方は、いつなら来れそうですか?」

「…………………夕方?」

「……来週の土曜日の夕方、君の予約入れとくので来れそうであれば一緒に来てください」

「分かりました」

「もしその方が来れなくても君はちゃんと来るんですよ」

「……………分かってますよ」

「ならいいです
 ………今日はもう帰りますか?」

「はい
 もう用事も済んだので」

「そうですね
 では………気をつけて帰ってくださいね」

「はい
 ありがとうございました」


そして病院を後にした