「下山先生!
写真撮ってください!」
「私もお願いします!!」
「先生、これ後で読んでください!」
外に出た瞬間、女子生徒に囲まれた
香音がいなくて良かった…………
やはり、俺の結婚の話は既に広まってるらしい
知った上でも最後に気持ちを伝えてくれる子もいた
引きずるよりはいいけど…………手紙の量とかたくさんあるな……………
香音に隠し通すのは無理だな
一人一人とちゃんと向き合い、どんどん俺の側から人が減っていった
そして誰もいなくなった
「……………はぁ」
「下山先生、モテモテですね」
「っ、なんだ……轟か………
驚かさせるなよ」
「モテてますねー
これじゃあ、奥さんが可哀想ですよー」
「お前も知ってるのか」
「さすがに
河本も知ってますよ
ご結婚おめでとうございます」
「ありがとう
お前こそ告白とかされてないのか?」
「されてませんよ、逃げてましたから
それこそ下山先生を囮に、そこにずっと隠れてたので」
「うわっ、ひでー
いるなら助けてよ
こんなの、アイツになんて言えば許してもらえるのか…………今から胃が痛い…………」


