「香音………
籍入れるのは………お前が帰ってきてからにしような
ちゃんと無事に帰ってきて………絶対に俺と結婚しろよ」
「私はいいけど………雄斗はそれでもいいの?
多分体力的にすぐには行けないから…………1ヶ月後とかの可能性もあるよ…?」
「ここまで待ったんだ
1ヶ月なんて余裕
それよりも香音と約束して、意地でも守ってもらわないと
俺はお前を信じて待ってるから」
「うん………ありがとう」
そこからは他愛のない話をして過ごした
雄斗も一緒に泊まってくれて、寝る時も安心できた
翌日
無事に退院することが出来た
「雄斗……今日もホテル泊まるの…?」
「んー、どっちでも良いよ
今朝記事も出たから
反響は凄いと思うけど、こっちも強く出れるから
ちゃんと忠告してるからな?」
「…………雄斗の家に帰りたい」
「ん、分かった
帰ろっか」
「いいの…?
まだ……いるかもしれないし…………雄斗まで巻き込まれちゃうかもしれないし………」
「いいのいいの
それに俺の家は特定されてる訳じゃない
下手につけられなければ大丈夫だから
逆に今日は外に出られないけどいい?」
「雄斗さえいればいい……」


