私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「……………勝手に点滴は抜かないでください
 危ないですから」

「…………はい
 あの…………山中先生…………」

「何ですか?」

「私の体は………どこまでなら耐えれるんですかね……」

「…それは……どういう……」

「…………4月から…教師になれるのかなって…………」

「…………………」

「正直に教えてください」

「……恐らくですが………今の君の状態では難しいかと…………教師に限らず
 君自身があまり自分の体をコントロール出来ないからこそ……余計に難しいですよ」

「………そっか」

「…止めはしませんよ
 君の夢でしたから………やれるところまでやれば良いと思います
 あまり無理してほしくないですが…………」

「………分かりました
 少し考えてみます」

「はい
 あとは何かありますか?」

「大丈夫です」

「なら僕はこれで
 下山さんもそろそろ戻ってくるはずですから、大人しくしててくださいね」

そう言って山中先生は出て行った