「え、やだ!
かな君やめてよ!」
「ほら、行くぞー」
「やだー!!」
「運んで欲しいなら運んでやるけどー?」
「っ!?」
「顔真っ赤だよー」
「うるさい!
早く行くよ!」
「はいはい
んじゃ雄斗、向こうにいるなー」
そして奏斗先生と文香は行ってしまった
「香音……ごめんな………」
「何が?」
「……もう………お前のこと運んでやれない………」
「そんなこといいのに………というか、もう私そんな子供じゃないもん!
運ばなくていいの!」
「……香音、すぐ倒れそう」
「雄斗ひどい!
私、丈夫になったもん!
そんなすぐには倒れないよー」
「………そっか」
「……………いいの、私は
雄斗にこうして会えただけで………またこうして抱きしめてもらえてるだけで嬉しいから」
「香音…………好きだ……」
そして静かにキスをした
「………香音………さらにきれいになったな………」
「雄斗もさらにかっこよくなってる
この3週間………めっちゃ嫉妬したんだから」


