「…………………」
「今すぐ認めてもらおうとは思ってないです
でも………いつか
いつか必ず認めてもらえるように……伝えていきたい
私の思いを………奏斗先生にも知ってもらえるように」
「…………………………」
そして優しい温もりに包まれた
「………香音………おかえり……」
「えっ…………」
「認めるもなにも…………雄斗がいいなら俺はいいんだよ
それに………ちゃんと伝わったぞ
お前の雄斗に対する思い」
「奏斗……先生…………」
「良かったよ…………また会えて
ずっと……心配してたんだぞ」
「……本当に……ごめん……なさい………」
「………俺は怒ってない
謝るなら………アイツに謝ってやれ
そこにいるんだろ……文香」
奏斗先生がそう言うとドアのところから文香が現れた
「エヘヘ……気づかれちゃった………」
「香音、話してこい」
そして奏斗先生の温もりが離れた
「文香………」
「香音………会いたかったよ」
そして文香も抱きしめてくれた
「文香………ごめんね………」
「ううん………いいの……また会えて嬉しい……」


