「そうかー?
 俺にもちょうだい」

香音の手を取り俺の口へ運んだ

「…………なんだ、美味いじゃん
 タバコよりも美味い」

そして香音の口へ戻した

「………間接キス」

「っ!?」

「ハハっ、顔真っ赤
 どう、美味しくなった?」

「雄斗のバカ!!
 もとから美味しかったもん」

「そうかそうか
 俺のおかげで美味しくなったか」

「雄斗!!」

「ハハっ、早く行くぞ」

そして香音の手を握りながら再び歩き始めた





















家に着くとすぐに眠りに入った