私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「……………自分でやったよ」

「…………いつ?
 この実習期間中?」

「………………」

「何が辛かった?」

「…………実習期間中にも切ったよ
 でもこれは………もっと前から」

「………何か嫌なことあった?」

「………………あったよ」

「……我慢出来なかった………っていうことだよな………」

「仕方ないじゃん…………雄斗みたいに気づいてくれない………助けてくれないんだもん………
 話す相手なんていないし…………溜め込むしかないじゃん…………」

「…………………」

「雄斗…………私には雄斗しかいないの………
 勝手に逃げて何言ってんだって感じするけど……………諦めたくないの……雄斗のこと………
 他の誰にも取られたくない………」

「………俺は誰のものにもならないよ
 お前のものにも…………」

「………嫌いだよね………私なんか…………」

「…………俺はもうお前を支えてやれない
 右腕はこんなんだし………前みたいにお前を守れない」

「守ってほしいわけじゃない………!
 ただ……側にいてほしいの………それだけでいいの………」