私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編



コンコン

ガラッ

「失礼します
 香音さん、ご飯持ってきました」

「あ、氷川さん!」

雄斗と話していると氷川さんがご飯を持ってきてくれた

「………手、大丈夫ですか?」

「あー……大丈夫です
 山中先生に手当してもらったので
 氷川さんこそ……大丈夫ですか?」

「大丈夫ですよ
 ちゃんと弁解してきましたから
 それよりそちらの方は?」

「私の彼氏!
 かっこいいでしょ!!」

「……この方が山中先生の言っていた………
香音さんの担当看護師の氷川です
 よろしくお願いします」

「………下山です
 よろしく…お願いします」

「二人ともそんなにかしこまらないでよ
 私いずらいじゃん」

「そんなつもりはないのですが…………まぁ二人でゆっくりしててください
 あ、ちゃんとご飯は食べるんですよ
 では失礼します」

そして氷川さんは戻っていった


「……………香音、やけに親しそうだな」

「あー……氷川さんは特別
 嫌いな医者に絡まれてた時に助けてくれた人なの
 担当が山中先生に変わってすぐの頃に助けてくれた」

「なるほど………そうだったのか………」

「だから特別
 それに今日も………守ってくれた
 あの時一人だったら耐えられなかったと思う」