私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「でも…………………」

「岩本、それじゃあ後悔するよ」

「関口先生…………」

「下山先生……ずっと岩本のこと待ってたよ
 いつか会いにきてくれるんじゃないかって」

「水無瀬さん…………下山先生のためにも少しだけ話してもらえないかな?
 今はもう元気だけど最初の方は凄く落ち込んでたから……………それに………この3週間、凄く嬉しそうだった
 昼休みも………ずっと水無瀬さんのこと見てたよ……窓から………」

「岩本………本当はまだ好きなんでしょ…?
 なら終わらせちゃダメだよ………逃げないで………ちゃんと向き合いなよ…………」

「好きじゃ………ないです…………」

「水無瀬さん………君も時々寂しそうな目してたよ………下山先生のこと見て」

「違う………そんなんじゃ…………」

「岩本、いい加減自分の気持ちに見てみぬふりするのはやめようよ
 本当にこのままでいいの?
 下山先生、誰かに取られちゃうよ?」

「別に……………」

「本当に欲しいのはものは簡単に諦めちゃダメだよ
 すぐそこまで………届いてるんだから
 岩本があと一歩踏み出せば………手に入るかもしれないんだよ……?」

「……………………」