私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「……………雄斗がいるだけ………良い方だよ
 集まりだって…………今更行けないよ…………みんなとの関係を絶ったの……自分だし………」

「…………それは仕方ないよ
 あんなことになったら………誰でもそうしたくなる
 そもそも………スマホも壊れただろ……?」

「…………それでも、みんなに連絡取ろうともしなかった
 今更会えないよ…………」

「…………あいつらと過ごした時間………楽しくなかったか…?」

「………………………」

「あ、ごめん……
 俺の前じゃ言いにくいよな…………香音が過ごしやすい環境が作れていたわけでもないし………」

「…………楽しかった
 本当に…………楽しかった………
 あの頃が一番楽しかった…………戻れるなら………あの頃に戻りたい………」

「…………それなら良かった
 香音にとって………嫌な思い出ばかりじゃないなら…」

「………楽しい思い出ばかりだよ
 みんなもいたし」

「………………俺さ、凄く嬉しい
 担任した子達が………こうして卒業してからも関係が続いてるの
 たまたま集められた35人が………たった一年、同じクラスで過ごしただけなのにな」

「………そうだね
 そう思うと…………結構仲良かったんだね…………」