私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「………………………」

「下山先生は……何か知りませんか…?
 あんなに拒否する香音………あまり見ないから………
 それとも私達に会いたくないのかな………」

「それはないと思うよ
 香音だってみんなに会いたいはず」

「じゃあどうして…………」

「…………橋村に聞きたいことがある
 その時期…………香音に元気なかったりしない?
 落ち込んでるとか………悲しそうとか」

「………………そう言われてみれば……確かにいつも元気ない………」

「………そっか
 多分分かった
 香音が行かない理由」

「えっ、何ですか!?」

「……………俺からは何も言えないかな
 橋村は……香音の母親のこととか聞いてる?」

「いえ……香音自分のことあまり話さないから………」

「………なら尚更言えない
 俺からも一応説得してみるよ
 行く気になってくれるかは分からないけど」

「本当ですか?
 ありがとうございます!
 てか、下山先生も来てくださいよ!!
 みんな喜びます!」

「…………香音が行くなら俺も行くよ
 一人で行かせるのは心配だからな」