私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「いいの!
 友達の彼氏奪う気ないし
 悠馬は友達だよ
 それに私も彼氏いるし」

「えっ!?
 そうなの?
 いつから?」

「実習終わった頃から
 だから安心して!
 悠馬をまた好きになることはないから!
 あっ、友達としては好きだよ?」

「そう……だったんだ………
 なら良かった
 私、香音に勝てる自信ないもん
 香音だけは敵に回したくないね」

「えー、何でよー
 私何もしないよ?」

「その無自覚がねー
 まぁいいや
 香音にも彼氏がいるなら
 ついに大学の天使が一人の男のものになっちゃったか」

「だからそれ言わないで!
 別に天使じゃないし」

「高校でも人気だったらしいじゃん
 文化祭のミスコンで2連覇したとか
 一年の頃からいたら絶対3連覇してたよね」

「それも悠馬?
 悠馬って意外とお喋りだよねー
 私は出たくないのに無理矢理出されるし………可愛すぎる衣装も着せられるし………大人数の前で喋ろって言われるし
 全く良い思い出がない」

「あははっ!
 でも………本当に香音は可愛いよ
 香音を射止めた男を見てみたいわ
 誰が告白しても見事に振ってたし」

「仕方ないじゃん!
 もとから興味ない人に期待させるのも悪いし
 それならきっぱり断る」

「香音らしいけどね
 ねー、今度紹介してよー!
 香音の彼氏見たい!」

「今日来るけど待つ?
 美空が時間あるならだけど」

「えっ、来るの!?
 待つ待つ!!
 今日はもう暇だから!」

「なら良いんだけど…………誰が来てもびっくりしないでよ?」

「何、そんなに変な人なの?
 めちゃくちゃ年上とか?」