「大丈夫だよ
てか、そろそろ戻ろ?
ずっとここにいたんだろ?
風邪引くぞ」
「もうちょっとここにいたい」
「ダーメ
手もこんなに冷えてるし………
俺が心配するから戻ってください」
「ケチ!
ちょっとくらいいいじゃん」
「香音のちょっとは全然ちょっとじゃない
それにお昼も食べずにここに来て
このこと知ったら下山さんも心配するぞ?」
「雄斗には内緒!
雄斗心配しすぎるから
雄斗の中での私の扱い、中学生の頃から変わってない気がする
何するにも心配ばっかり」
「それだけ香音のことが大切なんだろ
愛されてる証拠じゃん」
「私はもっと…………大人として見て欲しいのに
あの頃の私からは変わったもん………」
「…………要するに、香音はもっと大人なことがしたいと?」
「っ!?
悠馬違うから!!」
「はいはい、そういうことなんだな」
「悠馬!」
「…………でもさ、本当に大切に思ってるから………手を出さないんじゃないか?
傷つけたくないって思ってるんだと思うよ
………昔のことも下山さんは知ってるんだろ?」
「…………うん」


