私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「…………悠馬は優しいなぁ…
 悠馬なら山中先生みたいな医者に絶対になれるよ」

「無理だよ
 山中先生は雲の上の存在………まぁ香音は分からないよな
 山中先生、医学界では結構有名な医者なんだぞ?
 世界でも名が知られているくらい
 俺の憧れでもある
 そんな凄い先生のオペ、今度見学させてもらえるんだって!
 凄くない!?」

「……良かったね…?
 凄い先生とは聞いてたけど………そんなに凄い先生だったんだね」

「そうだよ!
 絶対忙しいはずなのに辛そうな表情全然見せないし、俺の面倒も良く見てくれるんだ
 本当に尊敬してる」

「へぇ……………てか、それって…………私めっちゃ迷惑かけてない…?
 山中先生、そんなに忙しくないって言って………私の検査にずっと付き合ってくれてたし……雄斗の腕も診てほしいって頼み込んじゃったし…………」

「………山中先生が大丈夫って言うなら大丈夫なんだろ
 それに………香音といる時の山中先生、結構リラックスしてる気がする
 他の患者さんの前だと仕事モードって感じで爽やかな笑顔で病室周ってたよ
 香音の病室を出た瞬間、一気に雰囲気も変わってたから」

「……それならいいんだけど………」