私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「関口先生に…………昼休み………」

「あー………関口先生の名前出しちゃったもんな………大丈夫だったか?」

「下山先生に言われたって言ったら納得してました…………何か裏があるんだろうって
 それで下山先生が逃げ道を作ってくれたことが分かって…………本当にすみません………何も知らなくて………」

「いいんだよ…………もう腕は大丈夫だから
 もう………治ることもないし…………」

「下山先生…………私…………」

「………お前は幸せになれよ
 俺にはもう………出来ないことだから」

そして下山先生は教室を出て行こうとした

「下山先生……!
 待って……わっ!」

すぐ側にあった椅子に足が引っかかった

でもすぐに感じた

懐かしい柔軟剤の香りと温かい温もり

「大丈夫か!?」

そして少し上から聞こえる下山先生の声

受け止めてくれたんだ………

「下山……先生…………」

「本当お前は…………危なっかしい…………見てるこっちがハラハラする…………」

「………ごめんなさい………」

そして先生から離れた

「………-……お前………この手………」

「……っ!
 離してください…!」

手首を掴まれ離そうとするけどなかなか離してくれない

「先生…!
 先生には関係ない…!」

「………っ
 そうだな………悪かった
 でも………一人で抱え込むなよ…………支えてくれる人がいるんだから………」


そして私は教室を飛び出した