そしてあっという間に6時間目も終わった
みんなが帰り、今は下山先生と教室に二人
話すなら今かな………
「下山先生……」
「んー?」
「あの…………昼休みはありがとうございました
逃げ道作ってくれたんですよね……?」
「別にいいんだよ、それくらい
午後も授業あるのに疲れさせるわけにはいかないし
俺こそ悪かったな
気づいてやれなくて」
「先生はすぐに気づいてくれた…………あの頃からずっと守ってくれてる………本当にごめんなさい………迷惑ばかりかけて………」
「全然迷惑じゃないから
お前は変わってないな……ずっと
真っ直ぐで優しくて………周りに気を配れて
それですぐに我慢するところとか
…………少し安心した」
「えっ………何でですか?」
「………全部変わってたらショックだよ
俺が知らない間にお前が凄く変わってたら」
「……………下山先生は変わりましたね
なんか……頼もしくなってる」
「そりゃあお前を担任した時は初めてだったからな
あれから何年も経った…………お前と別れてからも」
「………………下山先生は………腕……大丈夫なんですか……?」
「…………誰かから聞いた?」


