私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「お疲れ様です、篠宮先生」

「山中先生いないね〜?
 どうしたのかな〜
 君、山中先生いないと何もできないくせに」

「……そうですね
 篠宮先生の言うことはごもっともです」

「何だ〜分かってんじゃ〜ん
 そういえば後ろにいるの誰?
 患者?」

「個人情報にも関わるので僕からは何も言えません」

そして私を庇うように篠宮先生との間に立ってくれてるけど………

「……そこ退いてくれる?
 その子見たことある気がするんだけど」

「人違いだと思います
 僕達急いでいるので失礼します」

そしてこの場を離れようとしたけど……

「……お前、水無瀬院長の娘?」

「っ…!」

ヤバい………気づかれた…………

「お〜、久しぶりだな〜
 元気してたか〜?」

「…………………」

私は怖くて後ろにさがる

それでも篠宮先生は距離をつめてくる

「少し見ない間で随分と変わったな〜
 まだ山中のところにいるのか〜?
 さっさと俺のところに戻ってこいよ〜
 俺も反省してるからさ〜」

……………絶対反省してないじゃん……

こうやってまた距離詰めてくるあたり………嫌だ……

この人は……水無瀬さんに気に入れられたいだけ……

私を利用して………

私が怖がってるのを知ってて………全部強制的にやらされて………やだって叫んでも……やめてくれなくて………

「ほら〜、怖がるなよ〜」

そして篠宮先生の腕が伸びてきた

やだ………触らないでよ……

そう思っていると篠宮先生の腕が止まった