私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「………………はい」

「………………俺のこと……怖いですか?」

「……………別に………」

「……………どこに行こうとしていたんですか?」

「……………………」

「………山中先生を説得するので……一緒に行きましょう
 一応………香音さんは必要最低限しか病室出たらダメなんですよ
 多分……一人で行こうとするのは難しいかと」

「……………氷川さんが……見逃してくれれば一人で行けます」

「……………篠宮先生」

「っ!」

「………………やはりあなたですよね……彼に絡まれていた子……」

「…………………」

「……もうすぐ彼がこの近くの病室に回診に来ます
 行くなら早い方が良いかと……………」

「………………………屋上……」

「……分かりました
 行きましょうか」

そして氷川さんは歩き出した

私もそれに着いて行く

氷川さん………どうしてここまでしてくれるんだろ…………

それに………私と篠宮先生のこと………知ってる…?


そんなことを考えていると前から数人が歩いて来た

その中に…………篠宮先生の姿もあった

氷川さんもそれに気づいたようで止まった

何も話しかけられなければいいけど…………

でもそんな私の願いは一瞬にして消え入った

「あれ〜氷川君じゃ〜ん
 どうしたの〜こんなところで〜?」

………この人何も変わってない……

しかも……氷川さんのことめっちゃ煽ってる………