私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「………分かった」

「ん………待っててな」

「………………仕事……頑張って」

「ありがとな
 まぁ俺は朝からお前の可愛い寝顔見れたから頑張れるわ」

「えっ、雄斗何見てるの!?
 ひどい…!」

「仕方ないだろ
 朝起きたら隣に可愛い子いるんだもん
 見惚れるわ
 むしろ襲わなかった俺を褒めてくれ」

「っ!?
 何もしてないよね!?」

「してねぇよ
 キスしかしてねぇ」

「してんじゃん!!」

「朝から気分最高!
 ありがとうございます!!」

「バカ…!」

「ハハっ、仕方ない
 男なんてこんなもんだ
 だから気をつけるように!」

「………雄斗に言われても説得力ない」

「確かになー
 まぁでも……本当に気をつけろよ
 俺以外に触らせたらダメだからな」

「分かってるよ……」

「ならいい
 じゃあ……切るな?
 夕方行くから」

「うん………また後でね」

そして電話を切った




雄斗のおかげで………少しは気分が楽になった

でも………今はまだ山中先生に会いたくない…………

屋上……行きたいな…………



そう思い病室を出た

ガラッ

「っ…………氷川……さん………」

病室の前には氷川さんがいた

まさか………ずっとここに……?

「…………どちらに行かれるのですか?」

「………………………」

「……その様子だとナースコールも押されてませんよね…?」