私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編




震える手でどうにかスマホを操作し、雄斗に電話をかけた


プルルルル………



「……もしもし?
 香音?」

「…ハァハァハァ……ゆ…と……ハァハァハァハァハァハァ………」

「おー、どうしたー?
 俺いなくて寂しくなっちゃった?」

「ハァハァハァ……ハァハァハァハァ……」

「大丈夫だから
 ゆっくり呼吸しな?
 苦しそうだよ」

「ハァハァハァ……ゆぅ……ハァハァハァ……と………」

「大丈夫!
 ほら、吸ってー……吐いてー…………吸ってー………」


どうにか雄斗の声に合わせて呼吸した




そして段々と落ち着いていった





「……………もう、大丈夫」

「ん、良かった!」

「……………ありがと」

「おう!
 まぁ、俺も朝からお前の声聞けて嬉しいよ」

「………………会いたい………」

「……………早くても夕方かな………
 頑張れる…?」

「………ぅん」

「ごめんな………7時までには絶対行くから」