私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「気をつけてくださいよ
 じゃあ………診察しますね
 香音さん、これから聴診と採血します
 同時にやってしまおうと思ってますが………いいですか?」

「………採血は誰が…?」

「山崎君です
 彼も上手いですよ
 多分看護師の中で一番」

「………分かりました」

「…嫌だったら言ってくださいよ
 では………氷川君は僕の方を手伝ってください」

そしてみんな一斉に準備し始めた

山中先生は気づいたら私の胸の音聴いてるし………


「………香音ちゃん?」

山崎さんが話しかけて来た

「………………」

「これから採血するけど……大丈夫?」

「………はい」

「じゃあ………左手でいいかな?
 多分……点滴用に付けたままになると思うんだよね」

「………分かりました」

「うん
 じゃ…………腕触るね?」

そして山崎さんの手が触れた瞬間……

ビクッ

「あっ………ごめん………大丈夫…?」

「ハァ…ハァハァ…ハァ……」

「香音ちゃん…?」

「山崎君、一回離れてください
 香音さーん、大丈夫ですからねー
 ゆっくり呼吸しましょうねー」

そして山中先生が背中をさすってくれようとしたけど………その手を振り払ってしまった

「…ハァハァ……やめ……ハァハァハァハァ…」

「………分かりました
 僕達は何もしません」

「…ハァハァハァ…ゆ……と………ハァハァハァ」

「連絡……してみますか…?
 スマホ………ここに置いときます
 僕達は一旦出てるので………落ち着いたらナースコールしてください」

そして山中先生達は出てくれた