「…………………別にいいじゃん」
「良いけどさ
まぁ俺は大変だったけど………そのおかげで変な男に捕まらなかったんだしな」
「………雄斗に出会えて良かった
そうじゃなきゃ………私は今ここにいなかったかもしれない………」
「俺も良かった
そのおかげで今こんなに幸せだもん!」
そして抱きしめた
「…………雄斗大好きだよ
ずっと………側にいてね」
「いるよ……お前のことが大好きだから」
「ふふっ…………」
「…………変わったな
あの頃から………」
「何も変わってないよ」
「変わったよ………」
それからは口を閉ざした
でも………その沈黙はとても心地良かった
そして気づけば香音は眠ってしまっていた
外を見てももう暗かった
そして俺も椅子に座りながら目を閉じた


