私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「はぁ………お父さん、どうします?」

「ですね…………香音、退院したらしばらくこっちの家に来なさい
 しばらくは自分の家に帰るな」

「どうして?
 別にいいじゃん
 てか………今更帰れない」

「……………どうせ2人ともあまり家にいない
 だから帰って来なさい」

「嫌だよ
 せっかく家出たのに…………何で戻らないといけないの?」

「…………………………」

そしてお父さんは黙り込んだ

その代わり雄斗が話し始めた

「香音、俺が女の人を家に上げたらどう思う?」

「えっ………やだ………」

「………でも彼女は優しい人だ
 だから大丈夫
 何もされないから
 ……………………そんなこと言われたらどうする?」

「……………………………」

「俺さ、嫉妬深いの
 香音が男と2人きりでいるの嫌
 しかも家なんてもっと嫌」

「…………私も………雄斗が女の人と2人きりなのは嫌だ………」

「分かってくれるか?
 この際、佐藤とかどうでもいい
 とりあえず家に男を上げるな
 上げるとしてもせめて女子もちゃんといる複数人にしろ」

「………分かった」

「後は………少し実家に帰れ
 香音………一人だと何するか分からない
 倒れたりするのも心配だし………体調が落ち着くまでは実家の方が良い」