私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


〜香音目線〜

雄斗とお父さんが出ていった

そして山中先生と二人

私は再び酸素マスクをつけられた

「…………気分はいかがですか?」

「……最悪です」

「ハハっ、まぁ気分いい人なんていませんよね………これつけられて………」

「……………………」

そんなこと言うなら外して欲しい

でも実際………酸素マスクがあった方が呼吸しやすいんだよな………

「…………食べてくれたんですね
 てっきり何も食べないのかと」

「………………無理矢理ですよ
 雄斗に………」

「……………やはり下山さんなんですね
 君は………下山さんの言う事なら素直に聞くんですね」

「…………雄斗だからですよ
 雄斗は………どんな私でも見捨てないでくれるから………」

「僕も見捨てませんよ?」

「……………それは医者としてじゃないですか」

「それもそうですけど………一人の人間としてでもです
 そうじゃなきゃ…………あの時君を助けてませんよ
 純粋にどうにかしてあげたいと思ったから助けたんです
 あの面倒くさい奴を敵に回して………」

「…………山中先生でもそんなこと言うんですね」

「僕だって人間です
 多少の好き嫌いあります
 仕事の関係上、あまり表には出しませんが」

「……なんか意外ですね
 山中先生って………誰にでも優しいのかと思ってました」