「前田君も…?」
「はい………これは憶測に過ぎないようですが………大学に入ってからすぐ……香音が階段から落ちたのに佐藤が関わっているのではないかと」
「それも………その人が……」
「事実は分かりませんけどね
でも実際………前田さんは佐藤から嫌がらせを受けていたそうです
香音と別れるまでずっと………」
「っ!
香音は知ってるんですか?」
「……………言ってないそうです
香音が気づいていなければ………知らないでしょう…」
「前田君にまで…………」
「……香音には言わないで欲しいと言ってました
だから………内緒にしてください」
「でもそれでは…!」
「香音に心配させたくないんですよ
それに………香音はこのことを知ったら自分を責めてしまう
それを彼は望んでいないんですよ」
「…………………」
「後は前田さんと直接話されてみてはいかがですか?
この病院にいますし………山中先生に頼めば少し話すくらいの時間はもらえると思いますよ」
「……………そうします
香音に話すかどうかは………彼と話してからにします」
「そうした方がいいですよ
きっと………彼なりに考えているはずですから」
「ですね
お時間とらせてしまってすみません
香音のところ戻りますか」
「はい!」
そして俺達は香音のところに向かった


