私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「……雄斗………帰っちゃやだ…………」

「でも……………」

「お父さんは良いって言ってくれたじゃん…………」

「……………分かったよ
 でもまた、お母さんと喧嘩するようなことになったら来ないからな」

「……………お母さんじゃないし」

「………血は繋がってないけど香音のこと凄く大切にしてくれてるじゃん」

「……認めてないもん」

「まぁいいよ
 これは俺がどうこう言うことではないし」

「………雄斗来なかったら逃げ出すから」

「ハハっ、それはちゃんと来ないとだな」

「来てよ………一人は嫌………」

「……………ちゃんと来るよ
 香音、大人しくしてるか見張らないとだし」

「何それ、酷い
 私だって大人しくしてるもん…!」

「どーだか
 ま、ご飯食べよ!
 冷めちゃったかなー?」

「………食べるの…?」

「当たり前だろ?
 俺も急いで買ってきたんだから
 一緒に食べようぜ」

「………食べない」

「もう…………とりあえず、いただきます!」

「……………いただきます…」

そして雄斗はビニール袋からおにぎりを取り出した

雄斗のご飯………おにぎりなのか…………

私のせい………だよね………

「…………ごめんね」

気づけばそう口から出ていた