「香音………ごめんな
事情が変わっちゃったからさ………」
雄斗は私と同じ目線に屈んでくれた
「やだ………今日一緒にいてくれるって言ったじゃん…………約束したじゃん………」
思わず涙が出てきた
「泣くなよ…………可愛い顔が台無しだよ…?」
そして優しく涙を拭ってくれる
でもその手を掴んだ
「行かないでよ…………側にいて………」
「香音が入院している間だけだからさ………
ほんの少しの間だけだよ
香音がちゃんと寝てちゃんとご飯も食べればすぐに退院できるから」
「雄斗………いないと………頑張れない…………」
「……毎日メールとか電話するから」
「…………………玲華奪った場所に…………大人しくいろって言うの…………」
「……………………………」
「……雄斗までいなくなったら……………本当に一人じゃん……………」
「俺はいなくならないよ
ただ少しの間だけ会えないだけ
香音は一人じゃないよ」
「…………………雄斗が来てくれないなら…………私も帰る……………」
「それは難しい………かな
香音の体は悲鳴あげちゃってるから………ここで少し休まないと」
「……こんなところ………休める訳ないじゃん…………」


