私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「雄斗も良い人ですよ」

「前田君よりも?
 あんなに仲良かったのに………どうして急に………」

「だから…!
 悠馬は関係ないですって!」

「関係あるわよ!
 彼は知ってるの?
 別れた理由とか………」

「もう放っておいてください!
 水無瀬さんには関係ない!」

「どうして?
 香音ちゃんは私の大事な娘なのよ?」

「急に母親ぶらないでよ!
 私はまだ認めてない!
 お母さんは一人で充分だから!!
 ………ゲホッゲホッ」

一気に喋りすぎたせいか苦しくなってきた

「…………香音、落ち着け
 少し言い過ぎだ」

こんな時でも雄斗は冷静に私の背中をさすってくれた

「なんで………ゲホッ…ゲホッゲホッ」

「なんでも
 それに苦しそうだよ」

そして雄斗は水無瀬さんの方を見た

「………俺は香音のことを諦めるつもりはありません
 だから………認めてもらえるまで何度でも会いに行きます
 まだ会ったばかりですし………俺のことを信用できないのも分かります
 前田さん…………すごく良い人でしたから」