「良いと思いますよ」
ガラッ
「香音!
ギリ間に合ったか!?」
水無瀬さんとそんな話をしていると雄斗が戻ってきた
「あ……雄斗………」
「急いで戻ってきたけど…………どちら様…?」
「……………………」
私が何もこたえないでいると水無瀬さんがこたえた
「香音ちゃんの母の水無瀬と申します
えーと……あなたは…」
「えっ、あっ!
香音の…………失礼しました
下山雄斗と申します」
「………香音ちゃんとはどのようなご関係で…?」
「ちょっと、水無瀬さん!」
慌てて水無瀬さんを止めようとする私とは裏腹に雄斗は落ち着いてこたえた
「香音と………お付き合いさせてもらっています
こんな形でご挨拶になってしまって申し訳ございません
後日、改めてご挨拶させて頂ければと思っています」
「香音ちゃんと…………………本気なの?」
「本気です
もう香音以外考えられません」
「…………………香音ちゃん」
雄斗と話していた水無瀬さんの視線が私に戻った
「香音ちゃん……前田君と別れた理由は……これなの?」
「…………………悠馬は関係ないです」
「そうだけど…………前田君と別れてから早すぎないかしら?
あんなに仲良かったのに………気づいたら別れてたし………彼、とても良い子だったじゃない」


